Japanese
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特集 アイソザイム検査
I.総論
3 酵素アノマリー
菅野 剛史
1
Takashi KANNO
1
1浜松医科大学附属病院検査部
pp.1201-1205
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913776
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
日常の臨床検査でアイソザイムの検査は,電気泳動分析を中心としたなんらかの分離分析をもって行われる.酵素アノマリーというのは,電気泳動分析などのザイモグラム上で観察される異常分画を示すものと考えると,頻度的には酵素結合性免疫グロブリンの例がもっとも多い.しかし,酵素アノマリーという表現は,酵素結合性免疫グロブリンと同義語ではない.しかも,酵素結合性免疫グロブリンでは,酵素蛋白の側には異常があるのではなく免疫グロブリンと結合して電気移動度が変化し,あたかも酵素異常のように観察されることから,酵素アノマリーの名称が付されたものである.電気泳動分析で,ザイモグラム上観察される異常分画をすべて含めて酵素アノマリーと考えるならば,酵素結合性免疫グロブリンのほかに電気泳動分析で初めて観察される変異酵素も含めるべきである.
ここでは,酵素結合性免疫グロブリンの例と変異酵素の二つの例をまとめることとする.

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