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増刊号 呼吸機能検査 BASIC and PRACTICE
Part2 臨床に直結する検査の進め方
呼吸機能検査機器の精度管理
星 弘美
1
1獨協医科大学病院臨床検査センター
pp.1238-1244
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201395
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呼吸機能検査における精度管理の必要性
最近の呼吸機能測定装置は,結果の妥当性や再現性の良否判定,ベストデータの採択までサポートする機能と優れた操作性によって,初心者でも簡単に検査を行い判定ができるようになりました.しかし,信頼性の高い検査結果を提供するためには,機器の精度管理や日常のメンテナンスは必要不可欠です.
日本呼吸器学会肺生理専門委員会による「呼吸機能検査ガイドライン」1)(以下,ガイドライン)や,国際的には米国胸部疾患学会(American Thoracic Society:ATS)と欧州呼吸器学会(European Respiratory Society:ERS)が共同で発行したガイドライン2)(以下,ATS/ERSガイドライン)では,機器の精度管理について普及啓蒙していますが,いまだ精度管理を実施していない施設もあります.較正を正しく行い,較正用シリンジや既知健常者の測定値を用いて,機器が正確に作動しているかを確認することが重要です.毎日の精度管理は,機器の特徴や微妙な変化を捉えることができ,異常の早期発見や適切な対処につながります(図1a).

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