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症例は49歳の男性。肉眼的血尿を認めたため諏訪中央病院を紹介され受診した。CTで左後腹膜腫瘍を認めた。治療方針決定のため,開放腫瘍生検を施行したところ,病理学的に移行上皮癌,grade3と診断された。手術による根治は不可能と考え,M-VAC変法を施行した。3週間を1コースとして,第1日目にメソトレキセート(30mg/m2),第2日目にビンブラスチン(3mg/m2),アドリアマイシン(30mg/m2),シスプラチン(70mg/m2)を計4コース点滴静注した。腫瘍は著明に縮小しPRと判定された。手術可能と考えられたので,腎尿管全摘術および下行結腸合併切除を施行した。病理組織学的検索では,腫瘍周囲の脂肪織内に一部移行上皮癌の残存を認めたが,術後13か月の現在,再発,転移は認められていない。
A 49-year-old man was admitted to Suwa Chuou Hospital, because of a retroperitoneal tumor. CT scan showed mass measuring 6 cm in diameter involing left psoas muscle. An open biopsy revealed a transitional cell carcinoma, grade 3. Modified M-VAC therapy, consisting of 30mg/m2 of methotrexate (MTX) on day1, 3mg/m2 of vinblastin (VLB) , 30mg/m2 of adriamycin (ADM) and 70mg/m2 of cisplatin (CDDP) on day2 in every 3 weeks, was started. After 4 courses of the chemotherapy, PR was obtained.

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