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症例検討会 骨・軟部腫瘍23例
症例21—頸髄髄外腫瘍
舘崎 慎一郎
1
,
辻 陽雄
1
,
玉置 哲也
1
,
小林 健一
1
,
小泉 富美朝
2
1富山医科薬科大学整形外科
2富山医科薬科大学病理
pp.522-525
発行日 1981年5月25日
Published Date 1981/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906360
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
患者:20歳,男性
現病歴:昭和51年(17歳),右肩甲部痛出現.その後,右三角筋萎縮にはじまる右上肢筋萎縮と脱力で急速に症状進行.昭和53年,前医初診.諸検査の結果(第21-1図),頸髄硬膜外腫瘍とくにextradural hemangiomaが疑われ,栄養血管結紮につづいて椎弓切除術が行われた.腫瘍は主に硬膜外に位置し,境界不鮮明で易出血性であり,hemangioma cavernosumと肉眼的に診断され,摘出不能であつた.術後,右上肢筋の著明な改善がみられ,通学可能であつた.しかし,約1年後,再び右肩の挙上困難が出現.以後,右上下肢の弛緩性麻痺と左上下肢の知覚障害が進行し,昭和54年10月,当科へ転院.神経学的に右C5〜8を中心とした著明な脱力をともなうC5 Brown-Séquardの脊髄症状を呈していた.入院時検査所見(第21-2図):myelogramでは,前後像でC3〜5にわたる右側の広範な骨破壊吸収像に一致して,硬膜外腫瘍陰影がみられ,側面像でC4椎体下縁からはじまる硬膜内腫瘍に特徴的なcappingがみられる.

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