Japanese
English
論述
高齢者の急性腰痛症における脊椎圧迫骨折の頻度とX線診断の精度
Radiological Diagnosis of Compression Fracture in the Eldery Patients with Acute Low Back Pain
大川 淳
1
,
四宮 謙一
1
,
河内 敏行
2
Atsushi Okawa
1
1東京医科歯科大学脊椎脊髄神経外科学
2諏訪中央病院整形外科
1Department of Orthopaedic and Spinal Surgery, Tokyo Medical and Dental University
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
compression fracture
,
圧迫骨折
,
magnetic resonance imaging
,
核磁気共鳴画像
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
compression fracture
,
圧迫骨折
,
magnetic resonance imaging
,
核磁気共鳴画像
pp.799-803
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903584
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:急性腰痛により体動不能の状態で初診後,入院管理した70歳以上の高齢者92名を対象とし,X線像での暫定診断とMRIでの確定診断とを比較した.新鮮骨折は75例(81%)に認められ,MRI上骨折像を認めなかったのは9例(10%),偽関節は8例(9%)であった.新鮮骨折群のうちX線診断をMRIで追認した診断的中群は35例であった.MRIの診断と完全に一致したのは29例と全体の1/3にすぎなかった.MRIにより新たに骨折が発見されたX線診断不能群は40例であり,そのうち21例が多発骨折のため部位の推定が困難,19例がX線像による暫定診断と全く異なる部位に骨折を認めた.以上から,受傷機転を考慮に入れてもX線診断の精度はきわめて低いと言わざるを得なかった.自分で動けない程度の急性腰痛を有する高齢者ではX線像で診断が確定しなくとも,新鮮な脊椎圧迫骨折を有する可能性が高いと考えるべきである.

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