Japanese
English
研究と報告
摂食障害と診断された後に顕在化した青年期精神分裂病の4症例
Four Cases of Schizophrenia Manifested after the Diagnosis of Eating Disorder in Adolescence
齋藤 巨
1
,
松本 英夫
1
,
可知 佳世子
2
Futoshi SAITO
1
,
Hideo MATSUMOTO
1
,
Kayoko KACHI
2
1国立療養所天竜病院精神科
2浜松医科大学精神医学教室
1Department of Psychiatry, National Sanatorium Tenryu Hospital
2Department of Psychiatry, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
Eating disorder
,
Schizophrenia
,
Adolescence
,
Prodromal symptoms
Keyword:
Eating disorder
,
Schizophrenia
,
Adolescence
,
Prodromal symptoms
pp.595-602
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903884
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
【抄録】摂食障害と診断された後に精神分裂病が顕在化した4症例を報告し,その摂食障害の特徴,精神分裂病の特徴,両者の関連および摂食障害の位置づけに関して検討を行った。その結果,この4症例はDSM-Ⅲ-Rによる横断的,症候学的診断では摂食障害と診断可能であったが,その病態の本質は摂食障害ではなく,精神分裂病の前駆症状であったと考えられた。また,摂食障害は単一の疾患または症候群ではなく,共通の症状を有する症状群であり,種々の病態水準の集まりであると思われた。結局,摂食障害の表面の症状に惑わされることなく,その病理に共感し,病態水準で患者をとらえて治療を行うことが重要であることを論じた。

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