Japanese
English
映画の時間
—戦場で、殺すのか、殺されるのか?それは他でもない「あなた」かもしれない—ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?
桜山 豊夫
pp.769
発行日 2026年9月15日
Published Date 2026/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900090769
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- Abstract 文献概要
若い男性が商店で万引をする、という衝撃的なシーンから映画は始まります。店員とは顔なじみのようで、親しげに会話していますが、服の中に商品を隠して店を出ます。街路で大きな音がしたと思うと、突然、画面が乱れます。映写装置の故障かと思うほどですが、音がおさまり、男性が車の下から出てきます。音に驚いて車の下に潜り込んでいたようです。この男性が本作の主人公、アレン・ネルソン(青年期:マーク・マーフィー)です。
直後に、彼は高校の同級生だった女性ダイアンから声を掛けられます。しかし接触を避けるようにして戻った先は、廃虚のような自宅(?)です。ホームレスなのでしょうか。謎めいた始まりですが、アレンはベトナム戦争からの帰還兵で、戦場での過酷な経験のフラッシュバックに悩まされており、冒頭のシーンで車の下に身を隠したのも、これが原因だったのでしょう。
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