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特集 プライマリ・ケアにおける患者安全・質改善の地平線
第4章 デジタルヘルスとハイブリッド診療の安全規範
断片化された診療情報の統合と個人健康記録(PHR)の可能性
大沼 裕
1
1エムジーファクトリー株式会社
キーワード:
PHR
,
personal health record
,
診療情報の断片化
,
検体検査
,
相談パス
,
生成AI
Keyword:
PHR
,
personal health record
,
診療情報の断片化
,
検体検査
,
相談パス
,
生成AI
pp.1558-1561
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630101558
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Point
◎患者の健康課題は「医療に関わらない時間」に生じており,診察室での把握には構造的な限界がある.個人健康記録(PHR)はこの空白を埋める手段となりうる.
◎マイナポータル経由のデータには診察券番号の不統一・標準化コードの不在など構造的な断片化が残存しており,データの縦断的活用には技術的障壁がある.
◎患者が自身の検体検査データをPHRに蓄積しかかりつけ医に持参しても,受け止める「相談の場」が診療所に存在しないという現実がある.
◎生成AIは標準化されていない非構造データを文脈から整理・要約できる可能性をもち,PHRの実用的な活用を支える技術として注目されている.

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