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増刊号特集 最近のトピックス2026 Clinical Dermatology 2026
4.皮膚疾患治療のポイント
伝染性軟属腫のカンタリジンによる治療
Treatment of molluscum contagiosum with cantharidin
門野 岳史
1
Takafumi KADONO
1
1聖マリアンナ医科大学皮膚科
1Department of Dermatology, St. Marianna University, School of Medicine
キーワード:
伝染性軟属腫
,
カンタリジン
,
セリンプロテアーゼ
,
軟属腫摘除
Keyword:
伝染性軟属腫
,
カンタリジン
,
セリンプロテアーゼ
,
軟属腫摘除
pp.101-105
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730800050101
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要約 伝染性軟属腫は小児に多いポックスウイルスによる皮膚感染症である.感染力が強く,多発し,家族内でうつし合うことが多い.いずれは自然消退するとはいうものの,数は増えていくし,かゆくてかき壊すしで,他人にうつすことを考えると,プールの時期が近づくにつれ保護者は憂鬱になる.伝染性軟属腫に対する治療はこれまで決定打はなく,軟属腫摘除をする,経過観察をして自然消退を待つ,が代表的で,そのほかさまざまな治療が試みられてきた.2025年に伝染性軟属腫に対する新しい治療としてカンタリジンが登場した.カンタリジンはアオバアリガタハネカクシによって引き起こされる線状皮膚炎の原因成分の1つであり,中性セリンプロテアーゼ活性により,塗布部位の表皮細胞を融解させることで,ウイルス感染細胞を排除すると考えられている.カンタリジンは臨床試験で伝染性軟属腫に対する有効性がわが国で初めて示された薬剤であり,今後の展開が期待される.

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