特集 シングルセル解析がもたらした新しい病態仮説
結節性痒疹の新しい病態仮説
端本 宇志
1
1防衛医科大学校皮膚科学講座
キーワード:
prurigo nodularis
,
chronic prurigo
,
type 2 inflammation
,
fibroblasts
,
dermal fibrosis
Keyword:
prurigo nodularis
,
chronic prurigo
,
type 2 inflammation
,
fibroblasts
,
dermal fibrosis
pp.481-486
発行日 2026年6月28日
Published Date 2026/6/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202606-096-03
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結節性痒疹は2型炎症を特徴とするアレルギー性反応性の皮膚疾患である.これは現在では広く知られた事実であろう.2型炎症の代表的なサイトカインであるIL-4やIL-13のシグナルをブロックする生物学的製剤であるデュピルマブは,結節性痒疹の痒みや皮膚病変をよく改善する1).痒みにかかわる2型サイトカインであるIL-31のシグナルをブロックするネモリズマブも効果が高い2).海外では,これらサイトカインシグナルに重要なjanus kinase(JAK)阻害薬の治験が行われ,結節性痒疹の痒みや皮膚病変への効果が確認されている3).このような事実からも,2型炎症が結節性痒疹の病態生理に深くかかわっていることが推察できる.

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