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Keyword: ▶患者・家族の経験する全人的苦痛(トータルペイン)を和らげる緩和ケアでは,がん医療に携わるすべての医療従事者により提供される基本的緩和ケアが最も重要であり,そのうえで必要に応じて専門的緩和ケアが提供される. , ▶がんに直接起因する痛みは,WHOが示すがん疼痛治療を行い,中等度から重度の強さの痛みであれば,強オピオイドを積極的に使用する. , ▶がんに直接起因する痛みには,薬物療法と並行して放射線治療を検討する.また,薬物療法や放射線治療では十分な鎮痛が得られない場合や実施によりさらに質の高い鎮痛が得られる場合には神経ブロック等も考慮する. , ▶がん患者の呼吸困難に対しては,モルヒネ投与や送風療法などを行う.ベンゾジアゼピン系薬はオピオイドとの併用下で使用を検討しうる. , ▶化学療法誘発性神経障害に対しては,予防として冷却や圧迫という非薬物療法を実施することや,治療としてデュロキセチンの投与や運動を実施することを検討する. , ▶多様な苦痛に対応するためには,各専門職がそれぞれの役割を担いながら,ケアや介入が分断化しないように注意しつつ,患者・家族および他の医療者と状況や目標を共有することが重要である. , ▶がん患者が病を抱えながらも,自身の希望する場所で安心して療養生活を送るためには,病院と在宅医療機関との連携は欠かせない. pp.427-431
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.03_025

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電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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