特集 肺癌-肺癌新時代における一般内科医の役割
実地医家が知っておくべき肺癌の最新情報 肺癌の個別化医療
鹿毛 秀宣
1
1東京大学 大学院医学系研究科次世代プレシジョンメディシン開発講座
キーワード:
緩和ケア
,
肺腫瘍
,
肺癌-非小細胞
,
オーダーメイド医療
Keyword:
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Lung Neoplasms
,
Palliative Care
,
Precision Medicine
pp.350-355
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.50936/J01778.2022166379
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日本人の死因は悪性腫瘍が最も多く、その中では肺癌が最も多い。肺癌による死亡数をさらに減らすには、1)罹患数を減らす、2)早期に診断する、3)根治治療後の再発を減らし再発までの期間を延ばす、4)進行・再発肺癌患者の予後を延長する、の4点が重要である。4)の試みにおいて個別化医療の進歩が大きい。非小細胞肺癌の標準治療における個別化医療、標準治療が困難な場合の個別化医療、個別化肺癌治療の近未来、緩和医療における個別化医療、標準治療対個別化医療について概説した。

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