癌個別化医療はどこまですすんだのか
総論 個別化医療 癌緩和医療を中心に
長島 誠
1
1東邦大学医療センター佐倉病院 外科
キーワード:
緩和ケア
,
腫瘍
,
消化器外科
,
ステント
,
遺伝子多型
,
腸閉塞
,
オピオイド系鎮痛剤
,
オーダーメイド医療
,
癌性疼痛
,
経皮経食道胃管挿入術
,
腹水濾過濃縮再静注法
,
腹部CT
Keyword:
Cancer Pain
,
Analgesics, Opioid
,
Intestinal Obstruction
,
Neoplasms
,
Palliative Care
,
Polymorphism, Genetic
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Stents
,
Precision Medicine
pp.1033-1038
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011352200
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癌終末期の病態を正確に把握し、個々の患者に最適なテーラーメイド緩和医療を実践することは重要である。癌治療の初期段階から集学的治療と緩和ケアを連携させながら、総合的に治療を行うことが必要である。終末期の消化器症状に対しては、生命予後などを検討したうえで外科手術、ステント留置、腹水濾過濃縮再静注法(CART)などが有効となる症例は多い。遺伝子多型を解析することによってオピオイドに対する感受性の個人差を予測できる可能性が示唆されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011