Discussion 座談会
COVID-19と筋ジストロフィー
松村 剛
1
,
三方 崇嗣
2
,
渡邉 千種
3
,
岸田 未来
4
1国立病院機構大阪刀根山医療センター 特命副院長/臨床研究部長
2国立病院機構下志津病院神経内科 医長
3国立病院機構広島西医療センター脳神経内科 部長
4国立病院機構大阪刀根山医療センター 看護師
pp.5-11
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0119.02.02_0005-0011
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筋ジストロフィーでは日常生活全般に介助が必要な患者が多く,医療スタッフや介護者との密接な接触が避けられない.人工呼吸管理や咳嗽補助などは患者の生命予後やquality of life(QOL)において継続的な実施が不可欠であるが,こうした処置やケアはエアロゾル発生源となり,患者自身や医療スタッフ,介護者の感染リスクだけでなく,院内クラスター発生につながる懸念もある.今回は,2年に及ぶ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下での各施設の筋ジストロフィー診療の現状や対応の実際について,情報共有を目的として討論いただいた.
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