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『アルコール健康障害対策推進基本計画』におけるエリアの取り組み
山下 陽三
1
1社会医療法人明和会医療福祉センター渡辺病院副院長
pp.60-60
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.06.02_0060-0060
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鳥取県は人口が約57万人で,東西約90kmあり,東部・中部・西部と2次医療圏が区分されている。鳥取県東部での地域活動の拡がりは,1999年4月の東部地区アルコール関連問題関係者ネットワーク研究会(以下,東部アルコールネットワーク研究会)発足~2005年6月,「鳥取ダルク」開設~2010年4月,「依存症対策推進モデル事業」開始~2013年3月,「鳥取アディクション連絡会」設立という流れがある。2014年6月に「アルコール健康障害対策基本法」が施行される前から,県の障がい福祉課が「依存症対策推進モデル事業」を開始し,断酒会・鳥取ダルクスタッフらを含む「鳥取県依存症対策推進委員会」を設置し,依存症者の現状把握と対策推進を進めてきた。この取り組みに加え鳥取県断酒会の県への申し入れもあり,アルコール健康障害対策推進計画を策定するための対策会議を14名の委員で立ち上げ,2016年3月に「鳥取県アルコール健康障害対策推進計画」を策定することになった。
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