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平成27年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会 ランチョンセミナー3
pp.77-82
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.04.01_0077-0082
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(座長)橋本隆(医療法人社団信和会高嶺病院理事長)「健康長寿復活へ向け「適正飲酒」の普及啓発を推進」沖縄は長寿のイメージが強いが、今や都道府県別の平均寿命は男性で30位、女性で3位に転落した。そこで2014年に官民71団体で構成される「健康長寿おきなわ復活県民会議」を開催し、2040年までに平均寿命の全国1位を奪回すべく県をあげて取り組んでいる。なかでも生活習慣改善のための行動指針として、健康診断やがん検診の受診、肥満解消、適正飲酒を掲げている。肝疾患の20~64歳年齢調整死亡率をみると、全国では男女ともに減少傾向にあるが、沖縄においては特に男性では1990年代より増加している。沖縄では肝疾患のうちアルコール性肝障害が最も多いこともあり、県全体としてもアルコールに対する危機意識は高く、対策に積極的なのではないかと思われる。
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