国際学会Report
AbbVie Japan Symposium Meet Expert:Hot Topics in Neonatology 2018報告
楠田 聡
1
1杏林大学医学部小児科客員教授
pp.34-35
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.11.03_0034-0035
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日本人医師を対象として2018年12月3日に開催された本シンポジウムでは,Nestor E. Vain先生(ブエノスアイレス大学教授)の講演が行われた(写真)。Hot Topicsに参加した日本人約25名に対して,極低出生体重児の出生前のカウンセリング,出生時の臍帯結紮時期,蘇生時のFiO₂,呼吸補助の方法について,そして正期産児の羊水混濁が存在する場合の蘇生法について講演が行われた。Vain先生は,International Liaison Committee On Resuscitation(ILCOR)のメンバーでもあり,2004年に羊水混濁を認める新生児の蘇生に関する大規模無作為化比較試験を実施し,娩出前の羊水混濁の吸引の有効性を否定する論文を報告したことで有名な先生である1)。
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