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2023年7月22〜23日に、東京都千代田区永田町の全国町村会館にて第31回日本健康教育学会学術大会が対面で開催されました(http://web.apollon.nta.co.jp/nkkg2023/)。テーマは「エビデンスと実践のギャップに挑む」で、公益社団法人地域医療振興協会の中村正和先生が学会長を務められ、私も実行委員の一人としてシンポジウム1「医療におけるヘルスプロモーションと質改善〜地域医療と公衆衛生の協働を目指して」の座長やイブニングセミナー「予防接種に対する心理的要因/知っておきたい免疫と感染症予防」の座長なども務めました。全体として400人ほどが参加し、久々の対面開催としては大成功で活発な議論が行われました。今回は若手の会主催の「Meet the expert」にお呼びいただいたので、そこにフォーカスしてお書きします。
国際学会のIUHPE(ヘルスプロモーション・健康教育国際連合)でも、書籍の著者と読者が車座になって質問したり議論したりするという「Meet the author」という趣旨が近い企画があります。学術大会での「Meet the expert」は初めての企画となり、日本健康教育学会の若手の会が主催し、その分野のエキスパートを招聘してミニ講義や質疑などのコミュニケーションを行うというものです。今回は助友裕子氏(日本女子体育大学)の「アクションリサーチに関する論文の書き方ガイドライン」の紹介と今後期待すること、上地勝氏(茨城大学教育学部)の「学校保健における性教育の現状とこれから」、竹林正樹氏(青森大学)の「健康教育・ヘルスプロモーションにおけるナッジの活用」、そして私の「働き盛り世代におけるヘルスリテラシーの活用」の四つの「Meet the expert」が行われました。
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