特集 子宮内膜機能の基礎と臨床
子宮内膜機能と胚着床―胚浸潤の観点から―
藍川 志津
1
,
廣田 泰
2
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学教室特任研究員
2東京大学大学院医学系研究科産婦人科学教室准教授
キーワード:
子宮内膜
,
胚
,
脱落膜化
,
胚浸潤
Keyword:
子宮内膜
,
胚
,
脱落膜化
,
胚浸潤
pp.37-41
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.03_0037-0041
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着床とは,胚が子宮内膜に定着する現象を指す。胚盤胞の子宮内膜への接着と浸潤,子宮内膜の脱落膜化を伴う一連の過程であり,着床の質はその後の妊娠の過程を左右する。着床過程のうち胚浸潤は,その後の適切な胎盤形成に必須である。本稿では,ヒトと実験動物との共通点・相違点について触れながら,特に胚浸潤に着眼点をおいて概説する。「KEY WORDS」子宮内膜,胚,脱落膜化,胚浸潤
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