特集 ゲノム時代の生殖内分泌学
ゲノムと不育症
佐藤 剛
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科産科婦人科学准教授
キーワード:
不育症
,
染色体均衡型構造異常
,
PGT-SR
,
PGT-A
,
流産
,
遺伝子多型
Keyword:
不育症
,
染色体均衡型構造異常
,
PGT-SR
,
PGT-A
,
流産
,
遺伝子多型
pp.65-70
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.28.02_0065-0070
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不育症と遺伝子多型との関連については多くの報告があるが単独で原因不明不育症の原因となっている変異は示されておらず,環境要因も併せ複数の因子がその病態に関わっていることが推測される。染色体均衡型構造異常に起因する不育症に対する着床前胚染色体構造検査(PGT-SR)や,胎児染色体異常流産や原因不明不育症に対する着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)は,流産率の改善に繋がる可能性はあるが,現時点では症例あたりの生児獲得率を改善するという十分なエビデンスは得られていない。「KEY WORDS」不育症,染色体均衡型構造異常,PGT-SR,PGT-A,流産,遺伝子多型
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