特集 腰痛診療perspective
Ⅰ 腰痛の定義・疫学・病態 ②腰痛の疫学:the Wakayama Spine Study
橋爪 洋
1
1和歌山県立医科大学整形外科学講座 准教授
キーワード:
腰痛
,
疫学
,
Wakayama Spine Study
,
加齢変性
Keyword:
腰痛
,
疫学
,
Wakayama Spine Study
,
加齢変性
pp.13-16
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.01_0013-0016
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The Wakayama Spine Study(WSS)は脊椎加齢変性疾患の疫学指標と自然経過を明らかにするため,大規模コホート研究Research on Osteoarthritis Against Disability(ROAD)のサブコホートとして設立された。対象は和歌山県内2地域(山村地域と漁村地域)の一般住民であり,ベースライン調査は2008~2010年,第二次調査は2012~2013年,第三次調査は2015~2016年にかけて実施された。2019年現在,第四次調査が進められている。腰痛は国民の有訴者率第1位にランクされる1)。本稿ではWSSベースラインと第二次調査の横断的解析によって得られた知見を中心に腰痛の疫学について解説する。「KEY WORDS」腰痛,疫学,Wakayama Spine Study,加齢変性
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