特集 アレルギー疾患―最新治療と生活からの視点
Ⅵ 生活指導に必要となる視点
アレルギー疾患診療における多職種連携
亀田 誠
1
1大阪はびきの医療センター小児科
pp.171-175
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000732
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医療における多職種連携の重要性
医療における多職種連携は,すべての慢性疾患で求められるようになってきた.多職種連携では,医師は診断と治療方針の決定,看護師は患者教育・患者支援,薬剤師は薬剤の使用方法の指導,管理栄養士は栄養に関する指導をおもに担う.さらに,心理的な要因が強い場合には心理士がかかわることもある.治療が効果的に行われていることは医師が確認するが,患者,あるいは治療の時期によっては医師以外が主となってかかわる可能性もある.多職種が連携することで診療の効率化が期待される.
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