特集 ホルモン補充療法ガイドライン2025年度版改訂のポイント
Ⅱ.各論
11.BRCA1/2病的バリアント保持女性にHRTは推奨されるか?
平沢 晃
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域臨床遺伝子医療学分野
キーワード:
遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)
,
BRCA1/BRCA2
,
リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)
Keyword:
遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)
,
BRCA1/BRCA2
,
リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)
pp.907-909
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001303
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要旨
遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の原因遺伝子であるBRCA1またはBRCA2(BRCA1/2)の病的バリアント保持者女性に対しては,エストロゲン低下による諸症状を緩和する目的での短期間のホルモン補充療法を推奨している.本稿ではおもに乳癌非罹患かつリスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)施行例のBRCA1/2病的バリアント保持者女性を対象に解説するとともに,今後の検討事項についても触れる.

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