特集 遺伝診療・ゲノム医療の最新動向―産婦人科医のためのナビゲーション―
Ⅱ.各論
9.がん遺伝子パネル検査の実際
織田 克利
1
1東京大学大学院医学系研究科統合ゲノム学分野
キーワード:
がん遺伝子パネル検査
,
C-CAT(がんゲノム情報管理センター)
,
コンパニオン診断
,
二次的所見(germline findings)
Keyword:
がん遺伝子パネル検査
,
C-CAT(がんゲノム情報管理センター)
,
コンパニオン診断
,
二次的所見(germline findings)
pp.185-190
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001032
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要旨
2019年にがん遺伝子パネル検査(CGP)が保険収載されて以降,プレシジョンメディシンが普及し,婦人科がん領域でも日常的に検査が行われている.CGPには,腫瘍組織のみを用いるもの,腫瘍-血液ペア検体を用いるもの,リキッドバイオプシー(血液のみ)があるが,新たにRNAパネルを含むがん遺伝子パネル検査も登場しており,検査法の選択も重要である.ゲノム異常に基づく治療到達性の向上や遺伝性腫瘍に対する体制整備が求められる.
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