特集 どうみる? 多疾患併存 マルチモビディティへのアプローチ
ねらい
石丸 裕康
1
1関西医科大学総合診療医学講座(地域医療学)
pp.661-661
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001842
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現代の医療現場において,複数の疾患をあわせもつマルチモビディティ(多疾患併存)は,もはや例外的な病態ではなく,日常診療の中核に位置する課題となっている.多くの医療従事者が実感しているように,このような患者に対して,個々の疾患別ガイドラインを機械的に積み重ねるだけでは,必ずしも望ましい転帰には結びつかない.狭義の医学的介入のみでは応じきれない局面が少なくなく,患者の生活背景や価値観をふまえた総合的な視座が,強く求められている.臨床の現場では,迷いと逡巡を抱えつつ,最適解を模索する営みが続いているのではないだろうか.

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