特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
B.確定診断に用いる検査
16.脂質代謝関連検査(リポ蛋白分画,アポリポ蛋白,LPL,LCATなど)[生化学的検査]
吉田 博
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院臨床検査医学講座
pp.246-250
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001267
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Summary
1.脂質異常症の診断後,必要に応じてアポリポ蛋白検査やリポ蛋白分画の検査により,脂質異常症のタイプを判定する.
2.レムナント様リポ蛋白コレステロール,リポ蛋白(a)の高値は動脈硬化性心血管疾患の残余リスクとなる.
3.レムナント様リポ蛋白コレステロール,リポ蛋白(a)は3か月に1回保険算定できる.
4.高カイロミクロン血症の診断にリポ蛋白リパーゼ,アポリポ蛋白C-IIの検査が有用である.

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