特集 スキルアップ心不全治療―診断からフォローまで
併存症への対処・再入院予防
地域の診療所における外来心臓リハビリテーションの実際
山下 真司
1,2,3
,
神谷 健太郎
1,3,4
,
野田 千春
1
1ちはるハートクリニック
2株式会社ARCE研究部
3北里大学大学院医療系研究科
4北里大学医療衛生学部
キーワード:
外来心臓リハビリテーション
,
高齢心不全患者
,
フレイル
,
日常生活活動能力
,
再入院予防
Keyword:
外来心臓リハビリテーション
,
高齢心不全患者
,
フレイル
,
日常生活活動能力
,
再入院予防
pp.897-900
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000873
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・心不全患者の高齢化に伴い,身体的なフレイルや日常生活活動能力(ADL)の制限により,長期的な心臓リハビリテーションを必要とする患者が増加している.
・外来まで継続して心臓リハビリテーションを行うと,フレイルを有する高齢心不全患者においても予後良好であることが示されている.
・わが国において外来での心臓リハビリテーションを提供できる施設は限られており,全国的に長期的な心臓リハビリテーションを提供する体制が整っていない.
・長距離の通院が困難な患者に中長期的な心臓リハビリテーションを提供する実例として,地域の診療所で行っている外来心臓リハビリテーションを紹介する.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.