特集 食道癌・胃癌・大腸癌,最近の診療を知る
食道癌
食道表在癌の内視鏡治療
平澤 大
1,2
,
五十嵐 公洋
1
,
松田 知己
1
1仙台厚生病院消化器内科
2松園第二病院
キーワード:
食道表在癌
,
内視鏡治療適応
,
内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
,
扁平上皮癌
,
Barrett食道腺癌
Keyword:
食道表在癌
,
内視鏡治療適応
,
内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
,
扁平上皮癌
,
Barrett食道腺癌
pp.899-903
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000322
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Headline
1 食道扁平上皮癌の内視鏡適応はおおむねT1b-SM1までであるが,長径が5cmを超えない全周性切除が必要な場合はT1a-LPMまでである.
2 大規模な多施設前向き研究(JCOG0805)の長期予後の結果から,今後,食道扁平上皮癌のT1b-SMの病変にはESD+CRTという治療戦略が許容される可能性がある.
3 Barrett食道腺癌の内視鏡治療の適応はT1a-Mであるが,Barrett食道腺癌も病変の占拠する周在性を考慮して治療適応を判断する必要がある.
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