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新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した母親から生まれる乳児の感染率は12%
榊原 洋一
1
1お茶の水女子大学名誉教授
pp.75-75
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/ch.0000000384
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高い重症化率や死亡率で世界中の人々からおそれられた初期の新型コロナウイルス(α株,δ株)であったが,子どもへの感染率が低くまた重症化や死亡率も低いことが報告され,小児医療や保育にかかわる人は胸を撫で下ろしたものである。また,感染した妊産婦から生まれた乳児の出生後の感染率も低く1.6%前後といわれ,たとえ母親が感染していたとしても母乳栄養を続けることが推奨されていた。
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