特集 心血管病の治療薬・予防薬の進歩:最新薬物治療のエッセンス
注目薬の使いかた フェブキソスタット,ドチヌラドによる高尿酸血症治療
谷口 敦夫
1
1結核予防会複十字病院 膠原病リウマチ科
キーワード:
Allopurinol
,
心臓血管疾患
,
治療成績
,
高尿酸血症
,
Febuxostat
,
Dotinurad
Keyword:
Febuxostat
,
Treatment Outcome
,
Allopurinol
,
Cardiovascular Diseases
,
Hyperuricemia
,
Dotinurad
pp.1347-1350
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023002396
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<Headline>1 尿酸のin vitroでの作用,疫学調査の結果,限られてはいるものの尿酸降下薬のいくつかの心血管病に対する治療効果を考慮して,心血管疾患に合併する高尿酸血症に対して尿酸降下薬を行うことは有益であるとの考えかたがある.2 フェブキソスタットは尿酸生成抑制薬であり,すでに発売から10年以上を経過して,安全性プロファイルの情報も多い.3 フェブキソスタット投与中に,アロプリノールと比べて心血管病が生じやすいか否かについては相反する結果が示されている.4 ドチヌラドは尿酸排泄促進薬として最も新しい尿酸降下薬である.安全性プロファイルについては今後の臨床での使用のなかで充実させていく必要がある.
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