症候から学ぶ感染症診療と抗菌薬治療
《症候から迫る感染症診療》嘔吐・下痢 腸管感染症の診療
岩渕 千太郎
1
1東京都立墨東病院 感染症科
キーワード:
Loperamide
,
嘔吐
,
悪心
,
下痢
,
抗細菌剤
,
鑑別診断
,
再水和溶液
,
整腸剤
,
腸管感染症
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Diarrhea
,
Loperamide
,
Nausea
,
Vomiting
,
Rehydration Solutions
pp.559-562
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012337959
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●嘔吐(悪心)、下痢は日常の外来診療で多くみる症状の一つである。●感染症によるものが多いが、非感染症によるものも多く、原因も全身のさまざまな異常に由来することが多い。診療にあたっては広く鑑別疾患をあげる。●嘔吐、下痢のいずれの症状でも、体液の喪失による脱水と電解質異常の補正が初期診療では重要である。
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