特集 オンライン診療・医療AI最前線
オンライン診療・医療AIを取り巻く環境 オンライン診療と法規制
落合 孝文
1
,
森田 樹理加
,
平井 健斗
1渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
キーワード:
薬剤処方
,
薬事法制
,
遠隔診療
,
診療報酬
,
服薬指導
,
電子処方
,
ソーシャルメディア
,
遠隔カウンセリング
,
COVID-19
Keyword:
Legislation, Drug
,
Distance Counseling
,
Drug Prescriptions
,
Remote Consultation
,
COVID-19
,
Social Media
,
Electronic Prescribing
pp.1225-1230
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021324085
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<Headline>1 オンライン診療は初診対面が原則であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に際する2020年4月10日の時限ルール(0410時限ルール)により、特例的に初診からのオンライン診療が認められるなど、オンライン診療を保険診療として利用できる範囲が拡大されている。2 国家戦略特区における実証を経て、改正薬機法でオンライン服薬指導が法制化された。0410時限ルールによるオンライン服薬指導も認められている。3 すでに電子処方箋も解禁されているが、あまり普及していない。今後、国によりオンライン資格確認等システムを基盤とする電子処方箋の仕組みを構築し、2022年夏を目途に運用を開始することが予定されている。4 厚生労働省の検討会により、初診も含めたオンライン診療の0410時限ルールを踏まえた恒久ルール策定が検討されている。この際に、内閣府規制改革推進会議は、初診オンライン原則解禁等を措置するよう主張している。
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