特集 小児在宅医療をすすめるために
在宅での医行為の指導と管理 血液疾患に対する在宅管理
日野 もえ子
1
1千葉大学医学部附属病院 小児科
キーワード:
血友病B
,
Granulocyte Colony-Stimulating Factor
,
血液疾患
,
血友病A
,
自己投与
,
患者中心医療
,
赤血球輸血
,
居宅療養管理指導
,
在宅医療
,
服薬指導
,
常染色体劣性先天性好中球減少症3
,
医療行為
Keyword:
Hematologic Diseases
,
Hemophilia A
,
Hemophilia B
,
Erythrocyte Transfusion
,
Granulocyte Colony-Stimulating Factor
,
Patient-Centered Care
,
Self Administration
,
Neutropenia, Severe Congenital, Autosomal Recessive 3
pp.1105-1109
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022281586
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▼血友病の治療では、在宅注射による個別化した定期補充療法が広く行われている。▼血友病製剤投与には経静脈投与と中心静脈カテーテル投与があり、血友病Aでは皮下注射が可能な製剤もある。▼重症先天性好中球減少症の治療ではG-CSF製剤の在宅皮下注射により感染症リスクが低下した半面、白血病発症のリスクが上昇した。▼在宅輸血ガイドが整備され、今後は小児に対する在宅輸血の普及が待たれる。
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