特集 小児在宅医療をすすめるために
医療介入、医療的ケアの実際 小児の嚥下障害に対する外科的治療
三枝 英人
1
1東京女子医科大学附属八千代医療センター 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科
キーワード:
咽頭筋
,
嚥下障害
,
医療的ケア
,
筋切開術
Keyword:
Deglutition Disorders
,
Pharyngeal Muscles
,
Myotomy
pp.1017-1025
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022281573
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▼嚥下障害の治療にあたっては、嚥下の成長とその土台となる身体機能の成長・成熟をよく理解して行う。▼嚥下障害の外科的治療は、保存的治療で乗り越えられない要因がある場合に考慮する。▼脊柱による身体支持機能が得られていれば、誤嚥防止術ではなく、音声を保存した嚥下能改善術を実施できる場合がある。▼外科的治療後には、長期間にわたる経過観察とリハビリテーションを行うことが重要である。
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