特集 統計的分析手法と研究デザイン
観察研究の研究デザイン(特に介入研究の効果を評価する方法)差分の差分法(Difference-in-differences model:DID)
五反田 紘志
1
1シーダーズ・サイナイ病院 一般内科
キーワード:
研究デザイン
Keyword:
Research Design
pp.797-801
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021217835
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●差分の差分法(Difference-in-differences model:DID)は、ランダム化比較試験を行わずに手元にあるデータを用いて介入の効果を評価する、疑似実験とよばれる研究デザインの一種である。●DIDで重要なのが、「共通ショック仮定」と「平行トレンド仮定」を満たす、対照群の選択である。●DIDではより複雑な介入の評価も可能だが、DIDの限界を理解しておくことが重要である。
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