特集 予防接種パーフェクトガイド
注意を必要とする疾患・病態 外科手術患者
遠山 悟史
1
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科心肺統御麻酔学分野
キーワード:
弱毒ワクチン
,
不活化ワクチン
,
外科手術
,
術前管理
,
全身麻酔
,
予防接種スケジュール
,
予防接種
,
全身麻酔剤
Keyword:
Anesthetics, General
,
Vaccines, Inactivated
,
Immunization Schedule
,
Vaccination
,
Vaccines, Attenuated
,
Surgical Procedures, Operative
,
Anesthesia, General
,
Preoperative Care
pp.1521-1526
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021034492
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●予防接種を受けた患者が麻酔や手術を受けた場合には、ワクチンの効果の減弱や感染症の発症、ワクチンの副反応の増強などの安全性の問題がある。●予防接種と全身麻酔との間には、有害事象についての明確なエビデンスは存在しない。●術前の予防接種許容期間として、不活化ワクチンでは1週間前まで、生ワクチンでは3~4週間前までとしているところが多い。●近年では、健常な患者では一部の生ワクチンを除き、術前の予防接種を3日前まで許容する施設もある。
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