特集 外陰疾患A to Z
腫瘍 外陰の腫瘍性病変 VINを含む外陰部扁平上皮癌
有吉 和也
1
1国立病院機構九州がんセンター 婦人科
キーワード:
外陰腫瘍
,
扁平上皮癌
,
放射線療法
,
リンパ節切除
,
子宮頸部扁平上皮内病変
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Carcinoma, Squamous Cell
,
Lymph Node Excision
,
Vulvar Neoplasms
,
Radiotherapy
,
Squamous Intraepithelial Lesions of the Cervix
pp.5-10
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022071425
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外陰の上皮性悪性腫瘍の大部分は扁平上皮癌であり、その前駆病変が外陰上皮内腫瘍(VIN)である。まれな悪性腫瘍であるためわが国での正確な統計はないが、近年の長寿化に伴って外陰癌の罹患年齢の高齢化、罹患数の若干の増加が報告されている。治療の中心は手術であるが、症例毎に個別化した治療が求められる傾向にある。本稿では、VINを含む外陰扁平上皮癌の診断や治療について概説する。
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