特集 胎児モニタリングwith Corona
CTG
中井 章人
1
1日本医科大学 産婦人科
キーワード:
胎児心拍陣痛図
,
徐脈
,
酸素欠乏
Keyword:
Bradycardia
,
Cardiotocography
,
Hypoxia
pp.570-576
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021205824
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分娩監視装置の装着は、母体がリラックスできる環境で正確に心音と子宮収縮を記録する。分娩第1期、入院時に加え、破水、羊水混濁、血性羊水などでは一定時間(20分以上)の装着、母子の基礎疾患がある場合、分娩第2期、分娩誘発、無痛分娩では連続モニタリングが推奨される。CTGの問題は、胎児の健常性は高い精度で判読できるが、低酸素血症と低酸素症を明確に判別できないことである。この限界も理解し、対応されたい。
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