特集 産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
マタニティ歯科外来の現状と問題点
鈴木 麻美
1
1日本歯科大学附属病院 マタニティ歯科外来
キーワード:
医師の役割
,
口顎疾患
,
口腔保健
,
妊娠管理
,
妊娠合併症
Keyword:
Oral Health
,
Stomatognathic Diseases
,
Prenatal Care
,
Physician's Role
,
Pregnancy Complications
pp.447-451
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021193111
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日本歯科大学附属病院マタニティ歯科外来は開設10年、来院患者は約700名になる。治療の多くは、妊娠関連歯肉炎やエプーリスなど妊娠期特有のものではなく、う蝕、智歯周囲炎、歯周炎など一般的な歯科疾患である。歯科医師の妊娠時治療の知識、産科との医療連携により、安全に治療が行える。出産後の口腔の健康を考えると、母子がともに通える"かかりつけ歯科医"の存在が重要であり、当外来はそのサポートとしての存在でありたい。
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