特集 画像!-エキスパート直伝 産婦人科画像診断-
(第3章)女性医学 骨粗鬆症
牧田 和也
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1牧田産婦人科医院
キーワード:
光子吸収分析
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
骨密度維持剤
,
定量的超音波診断
Keyword:
Bone Density
,
Absorptiometry, Photon
,
Osteoporosis
,
Bone Density Conservation Agents
pp.272-277
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180200
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<Point!>・閉経後骨粗鬆症を含む原発性骨粗鬆症の診断は、「原発性骨粗鬆症の診断基準2012年度改訂版」に準じて行う。産婦人科医が診る骨粗鬆症・骨量減少の患者では、骨量測定による診断が主体となる。・骨量測定は、「原則として腰椎または大腿骨近位部骨密度とする」とされているが、両者を同時に測定して評価することが望ましい。・脆弱性骨折がない場合、「骨密度の若年成人平均値(YAM)70%以下または-2.5SD以下」を骨粗鬆症、「骨密度が-2.5SDより大きく-1.0SD未満」を骨量減少と診断する。・骨粗鬆症例は薬物治療の対象となるが、骨量減少例でも骨粗鬆症性骨折のリスクが高い場合は薬物治療の対象となる。
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