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Obstetrics and Gynecology Volume 88, Issue 13 （March 2021）

産科と婦人科 88巻13号（2021年3月発行）

特集画像!-エキスパート直伝　産婦人科画像診断-

(第1章)周産期　部位別　胎児水腫、胎児貧血長崎澄人 ¹ , 中田雅彦 ¹東邦大学医療センター大森病院産婦人科キーワード：パルボウイルス科感染症 , 出生前超音波診断 , 胎児水腫 , 胎児母体間輸血 , 貧血 , ヒトパルボウイルスB19 , サラセミア-アルファ , 中大脳動脈 , 血小板減少症-新生児同種免疫性 , 腔水症 Keyword: Hydrops Fetalis , Ultrasonography, Prenatal , Fetomaternal Transfusion , Parvovirus B19, Human , alpha-Thalassemia , Parvoviridae Infections , Anemia , Middle Cerebral Artery , Thrombocytopenia, Neonatal Alloimmune pp.138-145

発行日 2021年3月25日 Published Date 2021/3/25

DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180181

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＜Point!＞･胎児水腫:胎児水腫は免疫性胎児水腫と、それ以外の非免疫性胎児水腫に大別される。胎児水腫のうち大部分を占める非免疫性胎児水腫の発症要因は表1に記載する通り多岐に及ぶため、様々な疾患があることを念頭に診察を行う必要がある。･胎児貧血:胎児貧血も表2に示すように様々な原因により起こりうる。超音波ドプラ法を用いたMCA-PSV(middle cerebral artery-peak systolic velocity)の値で重症の胎児貧血を推定することができる一方、軽症の場合は診断が困難である。そのため胎児貧血の的確な診断のためには、原因を考慮したリスク因子の抽出と予見が重要である。