特集 新型コロナ最前線 ワクチンと治療―今を知り,これからを考える
◉新型コロナワクチン研究の最前線
①新型コロナワクチンの接種に関する最新知見
-―接種間隔・交差接種・ワクチン効果・ブースター接種
渡辺 彰
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1東北文化学園大学 医療福祉学部 抗感染症薬開発研究部門 特任教授/公益財団法人宮城県結核予防会 理事長
キーワード:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
ワクチン
,
ワクチン効果
,
交差接種
,
追加接種
Keyword:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
ワクチン
,
ワクチン効果
,
交差接種
,
追加接種
pp.207-212
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/kk.0000000232
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の3本柱は診断,治療,予防であるが,予防の根幹であるワクチン接種は最も早く始まった。このワクチン接種に関しては,「複数回接種の場合の接種間隔をどうするか?」「異なるワクチンを接種するメリットやデメリットはどうか?」「変異株では効果が低下しないのか?」「ワクチン効果はどのくらい持続するのか?」「追加接種(ブースター接種)のメリットはどうなのか?」についての知見が揃いつつあり,それらを参照することで,ワクチン接種の効果をさらに上げることが可能と思われる。
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