変化に対応するワクチンによる感染予防
■新規ワクチンの情報❸RSVワクチン
倉井 大輔
1
1杏林大学医学部 臨床感染症学教室 臨床教授
pp.65-70
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000609
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RSV(respiratory syncytial virus)は,小児の初感染では重症化することが知られていたが,高齢者でもRSVの感染時に重症化することが近年わかってきた。そのため,RSVには,小児向けのワクチンだけでなく,高齢者向けのワクチンの開発も行われてきた。2023年に,世界で初めて高齢者向けのRSVワクチンの使用が米国で認可された。2024年には国内でも使用可能になり,2025年までに3種類のRSVワクチンが国内で製造販売承認を受けている。また,一部のRSVワクチンは妊婦への接種で受動免疫により,乳児・新生児のRSV感染症の重症化予防にも使用されている。

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