日本看護協会
専務理事からのワークリポート
中野 夕香里
1
1日本看護協会 専務理事
pp.4-5
発行日 2026年3月20日
Published Date 2026/3/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002574
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2025年度第11回常務理事会(2月6日)
ICN IWFF(International Workforce Forum)が2月3(火)、4(水)の両日、国際看護師協会(ICN)と日本看護協会を共同ホストとして横浜で開催されました。看護職の労働をめぐる議論は、国や制度の違いを超えて切実で具体的でした。勤務体制、報酬、専門性の位置づけ等の背景となるシステムが異なる国々の間に、それでも共通の課題はあって、だからこそ、他国の実践や成功(時に失敗)から学べることは多いのだとあらためて感じました。国内の課題を解決するためには、国外にも目を向けて交流や協働をすることも重要であるということだと思います。印象的だったのは、参加者の率直さです。立場の違いをはっきり示しながらも議論が対立に終わらない、相手の発言を受け止め問い直しながら、よりよい方向を探ろうとする姿勢が貫かれていました。意見を言い合うことと、関係を壊すこととは別なのだという当然のことを、まさに教えられた気がしました。チャタム・ハウス・ルール★1、つまり発言の扱いについて、前置きをするケースが何度かありました。コミュニケも公表する会議であるので少し不思議な感じもしましたが、それだけ各自が置かれている現実を明確に述べている、あるいは、言いにくいことも言って議論しよう……ということでしょうか。自由闊達さと透明性とのバランスも見習うべきですね。
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