日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
,
中野 夕香里
1
1日本看護協会 常任理事
pp.10-11
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001436
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- 文献概要
看護DXの推進に向けて
今年は暖冬に加え、季節外れの暖かさも影響し、花粉の飛散量が多く、花粉症の症状に悩まされている方を多く見かけます。幸いにも私は花粉症というものを知らずにこの年まで来ることができました。ある意味、現代人ではないのかもしれません。少子高齢化による人口構造の変化から看護職確保が難しくなり、看護職にもデジタル技術の活用や開発が求められています。先日、九州・福岡市の飯塚病院を訪問し、看護DXの取り組みについてお話をうかがいました。推進リーダーの下、看護職員全員が看護DXの必要性を理解し、現場からさまざまな意見・アイデアを聴取し、デジタル技術を開発・導入して看護の質向上につなげていました。自施設で実践できる医療機関は、まだ少ないと思います。本会では、人が担うべき部分、技術に任せる部分を明確にして、デジタル技術へ移行できる事項について検討するとともに、看護DXの推進に対する財源確保等の強化を国へ要望しています。
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