特集 やっている “つもり” になっていませんか? 臨床検査の医療安全を見直そう
3.想定事例から学ぶ 検査領域別の医療安全・医療事故防止のポイント 1)病理検査 (2)病理診断報告の既読・未読管理
島田 直樹
1
1聖マリアンナ医科大学病院 病理診断科
pp.132-137
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52020132
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病理診断報告書の確認が漏れ,患者への結果未伝達や治療の未実施により,数年後に病状が進行した状態で発見される事例の報告がなされている.「確認漏れ」の防止対策は病理部門のみならず,医療安全管理部門や各診療科により部門横断的に講じられる必要がある.各部門は,病理診断報告書公開から確認,患者伝達までにおいて責任と権限をもって対応しなければならない.本稿では,病理診断報告書の未読・既読管理や対策について述べる.
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