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特集 がん患者への栄養療法と栄養指導
薬剤師からみたがん患者への栄養療法と栄養指導
Nutritional therapy and guidance for cancer patients from a pharmacist’s perspective
東 敬一朗
1
Keiichiro HIGASHI
1
1浅ノ川総合病院薬剤部
キーワード:
低栄養リスク
,
静脈栄養
,
予防
,
かかりつけ薬剤師
Keyword:
低栄養リスク
,
静脈栄養
,
予防
,
かかりつけ薬剤師
pp.698-701
発行日 2026年2月14日
Published Date 2026/2/14
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296070698
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現時点でがん特有の栄養療法は存在せず,通常の必要栄養量,通常~やや多めのたんぱく質量,通常の栄養組成で問題ない.一方で,がん患者はさまざまな低栄養のリスクを有しており,なかには手術やがん化学療法といった治療に該当するものも含まれる.がん患者の栄養療法に対する薬剤師の役割は,入院と外来で異なると思われる.入院では,患者個々に適した静脈栄養の組成立案がメインとなる.外来では,低栄養の兆候がみられないかこまめな栄養アセスメントと,栄養補助食品などを利用した栄養学的介入を行う.このように,薬剤師はがん患者の栄養療法で重要な役割を担っているが,実際は多くの薬剤師が栄養に対して苦手意識を持っている.入院,外来といったがん患者のステージにかかわらず薬剤師が栄養に寄与できる部分はかなり大きいため,今後はより積極的な関与が求められる.その第一歩として,すべての薬剤師にはぜひ栄養に興味を持ってもらいたい.そして,もし周りに薬剤師がいるならば,ぜひ栄養療法に積極的に巻き込んでいただきたい.

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