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特集 進化する胎児治療――研究と臨床の最新情報
胎児心臓疾患に対するインターベンション
-――日本と欧米の現況
Fetal intervention for heart diseases
――Current status
金 基成
1
Ki-Sung KIM
1
1国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部循環器科
キーワード:
重症大動脈弁狭窄(CAS)
,
左心低形成症候群(HLHS)
,
肺動脈閉鎖
,
心臓腫瘍
Keyword:
重症大動脈弁狭窄(CAS)
,
左心低形成症候群(HLHS)
,
肺動脈閉鎖
,
心臓腫瘍
pp.589-592
発行日 2024年11月23日
Published Date 2024/11/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291080589
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胎児診断がなされていても出生後の予後が依然として不良な疾患,胎児死亡に至る疾患に対し,胎児期から介入することにより予後改善を図る取り組みが試みられてきた.胎児心臓疾患に対する侵襲的インターベンションについては欧米諸国が先んじており,重症大動脈弁狭窄(CAS)に対する胎児大動脈弁形成術(FAV),卵円孔狭窄・閉鎖を伴う左心低形成症候群(HLHS/IAS)に対する胎児治療(心房中隔欠損作成術),純型肺動脈閉鎖(PAIVS)に対する胎児肺動脈弁形成術などが行われている.このうちCASに対する胎児治療については二心室循環達成率の上昇が示されており,日本でも早期安全性試験が開始されている.
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