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第1土曜特集 抗体医薬の進歩と課題
臨床における最新動向
免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
Mechanisms of resistance to immune checkpoint inhibitors
二宮 利文
1,2
,
冨樫 庸介
2
Toshifumi NINOMIYA
1,2
,
Yosuke TOGASHI
2
1九州大学大学院医学研究院呼吸器内科学分野
2岡山大学学術研究院医歯薬学域腫瘍微小環境学分野
キーワード:
免疫チェックポイント阻害薬
,
免疫チェックポイント分子
,
腫瘍微小環境
,
細胞傷害性T細胞
,
抗原提示細胞
Keyword:
免疫チェックポイント阻害薬
,
免疫チェックポイント分子
,
腫瘍微小環境
,
細胞傷害性T細胞
,
抗原提示細胞
pp.938-942
発行日 2023年6月3日
Published Date 2023/6/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28510938
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免疫チェックポイント阻害薬はその有効性からがん薬物療法の選択肢としての地位を確立したが,長期的な治療効果を享受できる患者は多くはなく,薬剤に対する耐性機序の解明が求められている.抗腫瘍効果をもたらすためにはT細胞が活性化することが必須であり,活性化の各プロセスにおいて耐性を生じる要因が明らかになってきている.これらの耐性を克服するために,新規免疫チェックポイント阻害薬の開発をはじめとしたさまざまなアプローチがなされている.
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