Japanese
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連載 オンラインによる医療者教育・Vol.16
COVID-19収束後の臨床留学再開への課題と展望
Agendas and prospects for resuming overseas clinical electives after the conclusion of COVID-19
石森 直樹
1
,
村上 学
1
,
髙橋 誠
1
Naoki ISHIMORI
1
,
Manabu MURAKAMI
1
,
Makoto TAKAHASHI
1
1北海道大学 大学院医学研究院 医学教育・国際交流推進センター
キーワード:
国際化
,
短期留学
,
臨床実習
,
COVID-19
,
グローバル人材育成
Keyword:
国際化
,
短期留学
,
臨床実習
,
COVID-19
,
グローバル人材育成
pp.313-317
発行日 2022年1月22日
Published Date 2022/1/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28004313
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◎近年わが国の大学では,国際化に向けた積極的な取り組みが求められている.本学部では医学教育・国際交流推進センターを設置し,他国で臨床実習を行う医学生の派遣や受入等の国際交流活動を推進してきた.スーパーグローバル大学創成支援事業採択から5年が経過した2019年度は,本学部生16名を世界5カ国の大学病院へ派遣し,12カ国・18大学から36名の医学生を受け入れるに至ったが,COVID-19の影響で2020年2月以降休止状態が続いている.
現在,国際交流活動の再開を目指して情報収集や体制整備を進めているが,臨床留学を安全かつ円滑に再開するには,感染予防・拡大防止の徹底と危機管理体制の確立が重要である.COVID-19パンデミック下にもかかわらず,本学部生や海外医学生から臨床留学に関する照会は続いており,国際交流活動のニーズはきわめて高い.これまでの国際交流のスタイルに捉われず,グローバル人材の育成に何が重要か本質を見据え,COVID-19収束後のニューノーマルを探っていく必要がある.
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